「他人の不幸は蜜の味」といいますが、
なぜ人は悪口を言ってしまうのでしょうか?
そんな悪口を言いたくなる、言ってしまう
心理について探求してみました。
どの職場にも悪口や陰口を言う人が一定数存在する
どの職場でも否定的なことを言ったり
悪口や陰口を言ったりする、ネガティブな会話が
発生するのは、残念ながら避けられません。
でも、人の噂話や悪口が大好きな人もいれば、
そんな話は聞きたくないという人もいます。
そもそも、それらの人は噂話や悪口、
陰口を言うのを好むのはなぜなのでしょうか?
悪口、陰口を言ってやめない理由とその心理
まず、話のネタがそれ以外にないから、
とりあえず人の悪口を言ってしまうというのが
大きな理由のひとつです。
その方たちの共通点として、知識、教養、社会情勢などの
話を前向きに発展させる共通の話題をもっていないのにも
原因がありそうです。
そして人の噂話や悪口を言うことに対して、
そもそも「悪いこと」という認識がないので
言うのをやめません。
人とコミュニケーションをする「よいきっかけ作り」
として噂話や悪口を利用しています。
噂話や悪口がコミュニケーションツールの役目を
果たしているのですね。
悪口や噂話は、芸能ニュースや週刊誌などで
広く取扱われますので、誰もが知っており
話のネタになりやすいのです。
他人を落として自分は落ちないので、
悪口を言うことでストレス発散にもなっています。
これが人が噂話や悪口を言って
やめない理由、心理なんです。
悪口を共有することで、他人との一体感と自分の安心感を得たい
悪口を言うことで共感されたいのです。
そこには自分は一人じゃない
という心理があるからです。
女性は井戸端会議が好きです。
その理由として、
女性は男性に比べて弱い立場なので、このようにして
輪を広げることで団結力を固めて、安心感を得ている
のではないかと言われています。
悪口を言うことで雑談が盛り上げる場合が多くあり、
ここだけの話だからという秘密の共有で仲間との
一体感が生まれそうなのです。
言っている本人たちに悪気はなくとも、
言っていることが面白くて気持ちが良いので
自然に癖になってしまっているのかもしれません。
また友達が多い人は結構悪口を言う人が多いそうです。
それは共通の敵をグループの外に作り、内部を結託させる
ためだそうです。
友達が多いあなた、もしかして
悪口を言う癖がありませんか?
自分が他人よりも上であることを誇示したい
悪口を言ってしまう人は、他人をけなすことで、
心理的に「 自分の方が上 」だと言いたいのです。
そうして足を引っ張ることで、自分の地位が
精神的に上昇した気になるのです。
単にその人に負けを認めたくないという
心理が原因の場合もあります。
競争心、負けず嫌いな性格が働くので、
あえてその対象者のことを悪く言っているのかもしれません。
また深層心理的に、自分がその人よりも能力や容姿が
上だということを、周囲の人に分かってほしい、
認めてほしいという願望があるのだそうです。
自分との考えの違いを腹立たしく思っている
このケースは、自己主張が強い方に多いものです。
まず、性格が違いすぎるために
短所ばかりが目についてしまいます。
どちらかと言えば仲が良いのに、主義の違いによって
敵対視する関係になってしまうことがあります。
政治や宗教などによく見られるケースです。
友達関係であっても、どうしても両立できない違いが
「憎しみ」を生むことがあり、悪口や噂話をしてしまう
行動に出てしまいます。
社会をよくしようと本音を暴露する人への悪口は、
当人とってその行動をされること自体が面白くないので
悪口に繋がります。
そもそも自分の弱い部分と他人の優れた部分を
比較することで羨み、僻みの精神から悪口になります。
自分の望んだ希望が叶わない場合、その人物を
グループあるいはコミュニティーにふさわしくない者だと
周りに言いふらしたり、思い込ませる卑劣な作戦に
出たりする場合もあります。
人って、自分を良く見せたいためには
何でもするのですね・・・。
自分の利益を得たいため
一部の新聞、週刊誌などが良い例ですが、
これは自分(会社)の利益を得るために
エンタメ性として大袈裟に誇張させています。
もしもこれが何の根拠もないのに
出版されてしまったのなら、
本人からしてみたら、名誉に傷が付く問題なので
よく訴訟問題にも発展しています。
人を落として、今度は自分がその地位に
上がるためにも使われています。
政治家などが顕著な例です。
いずれにしても、良いものではありませんよね。
自分の劣等感と自信のなさを隠したいため
誰かの陰口、悪口ばかり言う男性は、
劣等感が強い傾向にあります。
それはその人への僻み(ひがみ)でもあり、
妬み(ねたみ)でもあります。
悪口を言うことは、
より自分が「 劣っていること 」を
自ら宣言しているようなもの
なのです。
もし自分に自信があれば、絶対に
「他人の悪口」を言うことはありません。
悪口を言う必要なんてリスクしかない
ことを分かっているのですから。
自分に自信がなく弱いから、先に攻撃して
自尊心を補いバランスを保っているのです。
他人の悪口で自分の精神のバランスを取ろうと
してしまうのは非常によくない習慣ですので、
もしも悪口を言ってしまう癖があるのなら
今言っていることを自覚してやめましょう。
悪口を言うことで相手を自分より下にして自尊心を得ようとする
相手が自分より上にいて、自分の名誉を傷つける
心配がある場合、「相手を自分から遠ざけようとする心理」
が働きます。
「弱い犬ほどよく吠える」という言葉にもある通り、
自己防衛の心理が働くためです。
自分に自信がない人は、自らの自尊心の維持するために
ターゲットに対して悪口を言うことで、相対的に相手の
価値を下げようとするのです。
いかがでしたでしょうか。
悪口を言うことが、どれだけ愚かで意味がなくて
惨めな行動なのか、ご理解いただけたかと思います。
もしも悪口を言ってしまうことがあったら
この内容を思い出して、悪口を言うのをやめて下さい。
悪口が習慣化してしまっている
グループに入っているなら
まずはその悪口グループから
今すぐに脱出して下さい。
あなたの幸せで豊かな毎日を応援しています。
ありがとうございました。
悪口や陰口を言う人の心理とその末路 まとめ
- 「他人の不幸は蜜の味」とよくいうが、人は何で悪口を言ってしまうのか?
- 女性が井戸端会議が好きで悪口を言う人が多いのは、悪口そのものがコミュニケーションツールになっているから
- 生物学的にも、団結することで輪を広げることにより安心感が得られるためにやってしまうらしい
- 皆が思っていることを言うことで雑談が盛り上がり、そこに快楽があるため不思議な一体感ががあり仲間意識が生まれる
- 人は本能的に防御本能で自分を守るために悪口を言って他人を落とし、身を守るものだという
- どちらかが上、どちらかが正しいなどという業界の古い体質が残っているところほど、悪口や陰口がどんどんエスカレートしていく傾向にある
- 悪口を言っている時は気持ちがいいかもしれないが、形成が逆転し、今度はいつ自分が悪口を言われるかをビクビクしなければならない
- 悪口の本質は自らの劣等感にある
- 悪口を言う人は、一言で言えば「人間的に器が小さい」
- もし他人の悪口を好むのなら自分は劣等感が強い傾向にあるということを自覚したほうがいいかも
- 悪口や陰口を言うことは、自ら自信がないということを宣言しているようなもので、その末路は大変惨めで恥ずかしいこと
- この世に間違いを起こさない人間などいません、必ず間違いを起こす生き物です
- 間違いは悪くありません、「学び」です
- もしも誰かが不祥事を起こしたとしても、決して笑わずに、いつか我が身と反面教師としてそこから学びましょう
- 現在、なにかの悪口の井戸端会議の一員になっていたら、真っ先にその場から立ち去りましょう
- 悪い影響を受け、自分に最も大切な成長や発展の機会を失うからです
- 悪口を言うくらいなら、その人の良い所、素晴らしい所を見付けて褒めませんか?
- そのほうが幸せで豊かで幸せな気分になります
- 社会的に良い活動をしようとする時、必ずアンチが現れるので悪口を言われる覚悟を持とう
- 悪口を言われている=自分は影響力を与えられている、認められていると、前向きに捉えよう
- 悪口は言われてもいいが、自分の口から言うのは絶対にやめよう
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【嫌われる、みじめ】悪口や陰口を言う人の心理を知り、悪口を言うのをやめようMindMap
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