今回は人気アニメ ドラゴンボール超より、
感情コントロールの中でも非常に重要な
「トラウマと恐怖の乗り越え方」について学びたいと思います。
ドラゴンボールの名脇役でもあるクリリン。
彼は地球人最強でありながら、
昔経験した死の恐怖を引きずり忘れることができず、
精神的な弱さを引きずり、戦う目的を見失っていました。
ドラゴンボール超(スーパー) 第76話
「恐敵を打ち破れ!クリリンの闘志ふたたび!」では
クリリンの弱さを断ち切り克服する方法から
様々な学びがあったのでシェアしたいと思います。
ぜってー見てくれよな!!
悟空とクリリンはひょんな事から共に再び修行することになる
悟空とクリリンは、昔共に亀仙人の弟子として
苦楽をともに学んできた弟子仲間です。
今でこそ悟空とクリリンの実力差は
神と凡人程の差はありますが
亀仙人に弟子入りした頃はクリリンのほうが上でした。
では、なぜこんなにも
実力差が開いてしまったのでしょう?
悟空が超サイヤ人になれるからというと
話がそれで終わってしまいますが(笑)、
そこには我々にもよくある
秘密が隠れていました。
悟空とクリリンの圧倒的な違いとは
まず、ここでは
悟空について考えてみたいと思います。
宇宙最強:神の力を手に入れたサイヤ人
自分より強い相手を前にした時
「オラ、ワクワクすっぞ!!!」というのが口癖で
こいつを倒せば自分はもっと強くなれるという
ドキドキ、ワクワクの感情を持って楽しみながら戦います。
戦う意味、目的は
自分より強い相手と戦うことが大好き、そしてもっと強くなりたいことです。
そして次に、クリリンについて考えてみたいと思います。
地球人最強:人間なのに空も飛べる、かめはめ波、気円斬も打てる
自分より強い相手を前にした時
「あわわわわわわ」という恐怖の感情を持ち
出来ればこの場から逃げ出したい、
最初からこんな奴に自分がかなう訳がないと思い
半ばヤケクソで戦います。
戦う意味、目的は
悟空とともに戦っているときは、
他の仲間が戦っているので、
しょうがなく戦っていました。
ここで今回の学びです。
クリリンは、人としては驚異的な能力を持ち、
実際に地球人最強ですが心の奥底には、
自分は悟空とは違う、悟空みたいに
強くないというコンプレックスを抱えています。
悟空とクリリンの差は、どこから生まれたか?
悟空は、戦いが大好きでどんな強い相手にも
常にワクワク感を持って戦うのに対し、
クリリンは、戦いがそこまで好きじゃなく、
強い相手に常に恐れの感情を持って戦うという差がありました。
悟空は戦いが好きだからこそ、楽しみながら
毎日欠かさず修行をしてきたし
クリリンは付き合いや仕事でしょうがなく
戦いをしてきたという経緯も分かります。
ここで分かることは、
好きか嫌いか、目的があるかないかによっての差が
数年後に満足しながら神のようになるか、
一流だけれど今ひとつ満足できないのかの
違いになったのではないでしょうか。
まるで好きなことを遊びのように仕事にして大成功する起業家(悟空)と、
生活のために好きでもない仕事を嫌々やる
会社員(クリリン)みたいな社会の仕組みにも似ています。
クリリンがトラウマになっている恐怖を乗り越えるまで
さて、話を元に戻しましょう。
今回の2人の修行場所は
自分のかつて戦った相手が現れる
不思議な場所での修行でした。
実はクリリンは過去、
一回目は、タンバリン
二回目は、フリーザ(悟空がスーパーサイヤ人になる切欠にも)
三回目は、魔人ブウ
と、実に3回も殺されている
という経験があります。
そして今回、自分の目の前にかつて自分を殺した
二度と会いたくない敵たちが再び現れたのです。
最初クリリンは、その相手を目の前にした時、
また同じように殺されるかもと
恐怖で思わず逃げ出してしまいました。
一方、悟空はというと、
「こいつらとまた戦えっぞ、ワクワクすんな〜」
と、いつもの調子で戦っています。
悟空は力技で敵を倒そうとしましたが
どんどん敵が巨大化してしまい、
クリリンは恐怖の感情が大きくなるほど
敵が増えて巨大化してきました。
しばらく戦っていると2人は
この場所にある法則があることに気付きます。
・恐怖の大きさ
・力の大きさ
に比例して敵が大きく、
また数も増えていくのです。
そこで2人は
目を閉じ、深い呼吸をして
気持ちを落ち着かせ、瞑想しました。
その結果、敵の動きが止まり、
あんなに手こずっていた敵を
簡単に倒すことが出来ました。
両者の弱点、それは力(技に頼りすぎる)と恐怖の感情
ここで学べることは
心と身体のコントロールの重要性です。
力や技術ばかり、心や精神ばかり高めても
問題は解決せず、両方のバランスが
非常に重要であるということです。
身体に力が入ると本来の実力を発揮できない、そして失敗する
人は、目の前に強力なライバルや敵が現れた時、
無意識的につい身体に力が入ってしまい練習どおりにいかなかったり
本来持っている実力が発揮できないことがあります。
これは、仕事、プライベート、
スポーツのときにもよくあることですよね。
恐怖の感情は自らが生み出し、大きくしてしまう魔物
人は、過去の失敗体験や恐怖体験を思い出すと、
その恐怖体験から逃げ出したくなり、現実よりも問題を
「自分自身で」さらに大きくしてしまうものです。
ここで分かることは、
「目の前の敵が本当の敵なのではなく、現実逃避してしまう弱い自分こそが最大の敵である」
ということです。
力の過信と恐怖への解決策
まず目を閉じ、リラックスした姿勢で瞑想をして
深い呼吸で現実を俯瞰する(客観視する)ことで、
過大評価も過小評価もせず、ありのままの状態を受け入れます。
それが自分が思ったより大した事がないことを理解し
最適な行動を取り、1つずつ乗り越えるのです。
リラックスして現実を見つめると、自分が思っている以上に
実はそんなに大した事がないことに気付くことが多いです。
そうです、自分がただマイナスに
過大評価してしまっているだけなのですね。
それこそ、自分の中に潜む恐怖の魔物の正体です。
そして心の迷いが吹っ切れた時、
真のリラックス状態になり、すっかり力が抜け、
いつも以上の実力を発揮することが出来ます。
瞑想、やはり超重要ですね。
瞑想に関する重要性や具体的なやり方は、
こちらの記事に詳しく書いておりますので
宜しければご覧下さい。
CHECK
【超重要】弱虫クリリンが奮い立った、もうひとつの出来事
最初、悟空はクリリンに修行相手になってほしいと誘いますが、
クリリンは自分はもう武道家ではないからと一時は断ります。
しかし、「お前はそんな弱い男だったのかい?」という
妻である18号の言葉と「強いパパが好き」という
娘の言葉を聞き、修行に行くことになります。
そして今回の修行の中で、
昔から引きずっていたトラウマを克服し
吹っ切る事ができたクリリンは
家族(妻、娘)が大好きな強い自分でいることと、
家族を喜ばせるため戦うのだという大切な目的に気付きました。
そこでクリリンは、
再び武道家になることを決意します。
潜在能力でも、メンタルでも悟空に圧倒的に劣るクリリンに、
最も必要だったのは「何のために自分は戦うのか」という明確な目的でした。
これは現代に働く我々にも
言える大変重要なことだと思いました。
「自分以外の大切な誰かを喜ばせるため、悲しませないため」
それこそが人を心の底から熱くさせ、
行動するための多大なモチベーションになるのだと思います。
あのクリリンが吹っ切れたトラウマ克服、トラウマの治し方 まとめ
- 悟空の強さの秘密は、サイヤ人という潜在能力の高さはもちろんのこと、自分より強い相手と戦うことが「大好き」という気持ちの差にあった
- 強い相手と戦うときの両者のマインド、悟空:楽しくてワクワク、クリリン:怖くでブルブル
- 当時は二人の実力差は大差なかったが、気がついたらとんでもない実力差が開いていた
- 「本当に大好き」だと、その分野の神になれるほどの実力を手にすることが出来る
- クリリンは、悟空に比べフィジカル的にも弱いし、メンタル的にも戦いが大好きなわけでもない
- クリリンをより強くするためには、何のために自分は戦わなければならないかという「他者のための目的」を明確化することだった
- 人は自分だけの目標よりも、後ろ支えとなる自分以外の他人のための目的があると、諦めないし達成したときの喜びと充実感、幸福度が格段に大きい
- 人は目の前に強力なライバルや敵が現れた時、つい身体に力が入ってしまい練習どうりの実力が出せないことがある
- さらに過去の失敗体験や恐怖体験があると、その恐怖体験から逃げ出したくなり、現実よりも問題を「自分自身で」さらに大きくしてしまう
- この時の本当に倒すべき相手は、目の前の相手ではなく「現実逃避してしまう現在の弱い自分自身」である
- 恐怖を乗り越えるためには、まずは「ありのままの現実を冷静に客観的に見つめる」必要がある。その時、非常に有効なのが「瞑想」
- 目を閉じ瞑想をして深い呼吸で現実を俯瞰する(客観視する)ことで、過大評価も過小評価もせず、ありのままの状態を受け入れることで、それが自分が思ったより大した事がないことを理解して最適な行動を取り、1つずつ乗り越える
↓ 今回の記事のマインドマップはこちら
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