人は知らないうちに、
自分で書いた脚本どおり生きているそうです。
しかも、その99%が
自分の思い込みなのだそう。
自分が今正しいと思っていることも思い込み、
今間違っていると思っていることも
思い込みなのです。
前向きな思い込みはそのままでも良いとして、
もしそれが望まない脚本であるなら、
自分自身でその脚本自体を書き直さなければ
変えられないというのです。
人には「9種類の悪い思い込みのパターン」
というものがあるそうで、そのパターンから
抜け出せない限り、延々悪い思い込みに
支配されてしまう人生になるというのです。
その9つの思い込みを正しい方向へ
書き換えることができれば、その支配から脱出でき、
自由になれるということになります。
では、早速、その思い込みの支配からの
抜け出し方を簡単にまとめましたので
順に見ていきましょう。
1.「白黒思考・完全主義」の克服
目標や課題に対して自分の理想通りに達成できなかった時、
自分を責めたり、否定してしまう完璧主義者のことです。
このような人は、物事を白か黒か、イエスかノーか
で捉え、その過程だったり中間を見ません。
自分にも厳しく、他人にも厳しいタイプです。
このタイプへの解決策は、
一言でいうなら、もっと物事を楽に
前向きに考えるということです。
人生ひとつひとつのチャレンジが
うまく行かなかったら終わり
なんてことはありません。
失敗を学びと捉え、
次のチャレンジに活かせば良いのです。
そもそも一回で大成功する人などいないですし、
本当の強さは失敗や逆境でこそ学べるのです。
逆に失敗を経験していない人ほど
怖いものはありません。
それはまさにブレーキのない
暴走列車と同じです。
失敗してもいいんだということ、
小さな失敗を沢山重ねて学び、
結果、大きな成功へ繋げるということが大事です。
2.「過度な一般化」の克服
数回しか体験していないのに
諦めてしまうタイプです。
このタイプには、
自分よりもっとダメな人でも上手くいっている
成功事例を見付けるのが良いです。
例えば、自分よりブサイクでもモテている事例。
自分より、失敗していた人が大成功した事例。
過去の偉人の絶望からの成功事例など。
あの人も実はそんな経験をしていたのかと
知ることで、自分の経験や失敗の小ささに気付き、
自信が付くのです。
3.「マイナス化思考」の克服
ものごとの悪い面ばかりに目が行ってしまう人です。
その解決策は、
「今の自分の考えのメリットと
デメリットの両方を考えること」です。
どんなことにも
必ず表と裏、プラスとマイナスの
2面性があるものです。
マイナス方向からだけではなく
プラスの見方もしてみるのです。
もうひとつは、
「今のありのままを受け入れること」です。
良くも悪くも捉えない
客観的な考えを持つことです。
やり方としては、
現在の状態をノートに全て書き出すと
自分を客観的に素直に受け入れられます。
4.「結論の飛躍」の克服
話を飛躍させ、どんどん悪い方向に考えてしまう人です。
その解決策は、
まず「事実を把握すること」です。
殆どの場合は、自分の取り越し苦労で
ある場合が多いのです。
これ以上、悪い方向へ
話を大きくしないことが大事です。
5.「拡大視と過小評価」の克服
小さな失敗を大袈裟に捉えてしまう、
また自分の成功も大きく評価しない人です。
その解決策は、自分自身で、
自分のミスがどんなものなのか、
自分の成功がどの程度のものなのかを、
冷静に評価することです。
ものごとを公平に、もう一段階
上の視点から客観的に見ることが大事です。
6.「感情的決めつけ」の克服
自分の感情の視点で、いいか
悪いかを決めつけてしまう人です。
その解決策は、
感情的になると我を見失うので、
まずは深呼吸をして落ち着くことです。
「自分は好きではないけれど、いいところもある」
と、自分だけの物差しで判断するのをやめ、
自分以外の視点で考えてみるのです。
他の選択肢や可能性を考えてみると、
案外すごいことだということに
気付くかもしれません。
「ものごとに絶対や完全はないのだ」
ということを知りましょう。
7.「すべき思考」の克服
「~すべき」という考えをいつも持っている人です。
その解決策は、
「~すべき」という思考が浮かんだら、
「本当に?」と疑問を自分に投げかけてみることです。
世の中に「絶対」なんてないし、思い通りに
なることの方が少ないことを知ることで、
フッと気持ちが楽になります。
8.「レッテル貼り」の克服
自分にも他人にも色々なレッテル
(一方的な評価)を貼ってしまう人です。
その解決策は、
他人に対して、もっと様々な表面から
見てみることです。
自分に対しては、今のその考え自体が
レッテルであることを認識するのです。
そうです、自分にも他人にも狭く限定せずに
もっと広い視点で見てみるのです。
そうすることで、
自分も他人もあらゆる可能性に溢れている
ことに気付きます。
9.「自己関連づけ」の克服
あらゆる否定的な出来事、よくない出来事を
全て自分のせいだとしてしまう人です。
その解決策は、
今よりもっと広い視点を持つことで、
自分が悪い出来事の中心にいないと
いうことを認識します。
どんなことでも100%自分のせいということはない、
起こるべくして起こった出来事なのだ
ということを知りましょう。
大事なのは、一方向だけではなく
複数の思考の選択肢を増やすことです。
広い視点を持つには瞑想が最適
9つの思い込みの原因を解決し思い込みをなくす方法 まとめ
- 実は、この9つの思い込みを生み出すきっかけになったのは7歳までの自分の親の育て方、「◯◯やってはダメ」という親からの禁止令などによって無意識のうちに書かされた「人生脚本」
- 「9つの思考のゆがみ」の共通点は「良くない一方向しか見ていない」ということ
- 完全思考をやめ、日常的に多角的な視点を持つ癖を持つことで思い込みから開放される
- もし多角的に見る習慣がないのなら物事を多角的に観察し、それを「感謝してみる習慣」を持ったらどうだろうか
- そうすると、今まで気付かなかった自分に反省するとともに、世の中、感謝することだらけだということに気付く
- そうすることで、多角的視点が身につくと同時に、いつも幸せな気分に満たされる
- 不安や争い事やストレスが無くなり、肩の力が抜け、病気もしなくなり独創的な自由な発想が生まれるのだ
- 自分を客観視する手段の一つとして「瞑想」がオススメです
↓ 今回の記事のマインドマップはこちら
9つの思い込みの支配から抜け出す方法のマインドマップ
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