今回のテーマは、
『あのKinKi Kids堂本剛も悩んだ「パニック障害」』
です。
皆さん、「パニック障害」ってご存じですか?
Wikipediaで調べると、
パニック障害とは、
定期的なパニック発作に特徴付けられる不安障害の一種。
強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつとして、
不安神経症と呼ばれていた疾患の一部である
(不安神経症の方が広い疾患概念であり、
不安神経症と呼ばれていたものの、全てがパニック
障害には当たらない)。原因についてはそれぞれ異なるが、当人のそれまでの
経験から心理的あるいは身体的に危険だと察知した
状態の場合、潜在意識が「発作」を起こす事で
顕在意識に再認識させるために起こす症状。
その要因としては、脳の病気や心の病などではなく
「思い込み」や「思い違い」による発作であるために
投薬では寛解までは可能でも完治する事は不可能だと言える。
とあります。
ここで注目すべき点は、
パニック障害の原因は、
『「思い込み」や「思い違い」による発作』
だということです。
パニック障害とは、病気などではなく
脳の優れた防御本能で、「その考え方が間違っているよ」
という脳からのサインなのです。
パニック障害に限らず、私たちが思っている
病気というものは、単に身体の出している
サインなのです。
それに気付いて、自分の考え方を修正してあげれば
自然に治るってことです。
あのKinKi Kids 堂本剛さんもパニック障害だった
さて、話は変わり、
KinKi Kidsってご存じですか?
普段テレビをご覧の方なら、多分誰でも知ってる
大スターのお二人です。
そのKinKi Kidsの堂本剛さんは、
実は当時パニック障害だったそうなのです。
堂本剛さんが、パニック障害で闘病中であることを
発表したのは、1997年。
1997年とは、
何の年だったのでしょうか?
この年は、ジャニーズ事務所がレコード会社
「ジャニーズ・エンタテイメント」を設立し、
その第1弾アーティストとしてKinKi Kidsがデビュー
することが決定した年です。
そんな彼は、KinKi Kids結成と、その重圧から、
パニック障害を発症してしまったのでしょう。
その重圧たるは、当時「硝子の少年」を歌っていた
18歳の彼には計り知れないものだったと思います。
なんせ、いちジャニーズジュニアが、
いきなりジャニーズを背負って立つみたいな
重圧を課せられたのですから。
ソロ活動で症状が軽減
あまり知られてないですが、彼は、パニック障害により
ライブ前に頻繁に過呼吸を起こしたり、ライブ中に倒れたことも
あったそうです。
症状が酷い時期は、体重も減り、コンサート中・番組の
収録中も関係なく、過呼吸発作や動悸・眩暈などの
症状が出ていたそうです。
また、当時の彼はこんなことも言っています。
「18歳からの5年間死にたいと思っていた。
死にたい、死ねない、死にたい、死ねない、死にたい、
を繰り返していた」
18歳から5年間ということは、
デビュー直後から5年間ということです。
あの華々しいデビューと、ヒットの裏側では、
こんな壮絶な症状との闘いがあったんですね・・。
私は、このことを偶然ネットで知るまで、
全く気付きませんでしたし、知りませんでした。
堂本剛さん、本当に頑張ったんですね。
そんな彼も、ソロ活動をすることで
徐々に症状が軽減されたそうです。
ソロ活動は、KinKi Kidsで活動している時のような責任がなく、
ありのままの自分の姿で好きに歌うことが症状の回復に
繋がったのでしょう。
堂本剛さんのパニック障害の原因
この二人ならジャニーズ・エンターテイメントの
第一弾アーティストとして相応しい、そう思ったから、
ジャニーさんはKinKi Kidsを、このタイミングで
デビューさせたのだと思います。
それを堂本剛さんは、ファンやジャニーさんが期待することよりも
深く、大きく、過剰に考えすぎてしまったことが
この病気の原因だと私は思います。
きっと、堂本剛さんの頭のなかでは、
ジャニーズ・エンターテイメントの
第一弾アーティストでとして決して泥を濡れないという重責、
KinKi Kidsのイメージを壊してはいけないという
重責がのしかかり、耐えれなくなってしまったのです。
そして、当時の堂本剛さんの潜在意識の中では、
「自分にはこんな大役は無理だ・・・、
これは本当の自分じゃない、
自分はそんなことをできる人間じゃない」
と、思っていたのかもしれません。
パニック障害は、
「思い込み」や「思い違い」による発作なのです。
繊細で真面目な彼は、全て自分で
背負い込もうとしていたのかもしれません。
他の芸能人にも多い
【長嶋一茂さん】
「プロ野球界の英雄 長嶋茂雄の息子」ということで
過剰なプレッシャーがかかり、そのストレスから
パニック障害を発症してしまったようです。
【女性ボーカリストYUIさん】
映画「タイヨウのうた」主題歌
『Good-bye days』で紅白にも出場し
一躍有名になったYUIさん。
2012年にYUIとしての活動を停止し、
2013年「FLOWER FLOWER」として活動を再開するも、
2014年パニック障害であることを告白。
売れ出して過剰な期待をされ、もっと良い曲を
出さなくてはというプレッシャーからでしょうか?
【お笑い芸人 中川家・中川剛さん】
M-1グランプリ覇者に輝いたこともある
お笑いコンビ「中川家」のお兄さんの方です。
芸人として舞台に立てなくなってしまうどころか、
エレベーターも怖くて乗れなくなってしまったそうです。
後輩が次々出てくるお笑い界で、
さらに面白いことをやらなきゃという、
プレッシャーからでしょうか。
なぜ、芸能人はパニック障害になりやすいのか?
芸能人がパニック障害になりやすい理由として
4つあるそうです。
・ハードなスケジュール
・不規則な生活
・強いプレッシャー
・素直に本当の自分を打ち明けられる人がいない
実は、私たちがテレビを通して知っている芸能人は、
本来の姿ではないことが多いといいます。
それは、「こうしたほうがもっと売れる、面白い」と、
売るために作られた事務所のイメージ戦略だったり、
自分でキャラを演じている場合があるそうなのです。
こういう時、素直に心の中を打ち明けられる
家族や友人、仲間の存在は大きいです。
芸能人でなくともパニック障害になる
そんなパニック障害ですが、芸能人でなくとも
一般人でも普通に起こる病気だと言われています。
その症状は、何の前触れもなく
息切れや動悸、胸痛、めまい、呼吸困難、
大量の発汗、吐き気などが起こるそうです。
その特徴は、検査しても身体的な異常は見当たらないこと、
パニック的発作を繰り返すことだそうです。
どんな人がなりやすい?
繊細でストレス弱く、完璧主義な人、
ストレスの発散が上手く出来ない人は要注意だそうです。
男女比では、女性に多く、男性の3倍
パニック障害になりやすいそうです。
パニック障害に限らず、これら精神的疾患は、
普通の人より感受性が優れているからこそ
なってしまう病気とも言えます。
人の感じないことも敏感に察知できてしまうから、
人よりも多くの情報を一気に受けてしまうんですね。
ですから、パニック障害になったとしても
全然悪くないと思います。
むしろ、これって「誇るべき個性」ですよね。
『人より多くを感じてしまうから、
人よりより多くを考えてしまう』
これって凄くないですか?
真面目で優秀だからこそなる病気なんですよ。
これらの病気は、
本当の自分(潜在意識)の言葉を無視して、
他の人に無理に合わせようとしてしまうから起こる症状
なのだと思います。
本当の自分との対話の時間が
もっと必要だと思うんです。
- 「人と比べる必要なんてないんだよ」
- 「今の自分のままでも十分に素晴らしいよ」
- 「今のままであなたは十分に個性的だよ」
- 「今のままであなたは十分に凄いよ」
- 「今のままでいいんだよ」
そんなに自分に刃を向けないで、
ひとりになれるゆったりとした時間を持ち、
もっと自分に優しい言葉を掛けてほしい。
許しが大事
繊細で、真面目で、完璧主義だと
鬱やパニック障害になりやすいとご紹介しました。
完璧主義は、自分にも厳しいですが
相手にも厳しいのです。
なぜ厳しいのか?
それは、自分も他人も「許せないから」なのです。
完璧主義の人は、
他人の悪いところ、弱いところばかりを指摘する。
その感情が自分にも向けられる。
自分が苦しいから、相手にもその感情が
ぶつけられてしまうんですね。
「別に完璧じゃなくてもいいんだよ」
「完璧な人間なんていないんだよ」
まずは自分を許そう。
人の悪いとこばかり見ないで、
いいところを見よう。
人って、よく観察すると
いいところばかりあるものだよ。
「あなたには、あなたにしか出来ないことが必ずある」
あなたが当たり前だよって思ってることって、
実は他の人から見たら凄いことだよ。
だから、もし近くにパニック障害の人がいたら
優しくしてあげてね。
ただ感受性が強い、
真面目で努力家の人なんだからね。
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