複雑な人間社会において
各々ストレスとどう付き合っていくかが
人生を幸せに生きていくために
とても大事なことです。
ストレスとは何なのか?
ストレスとは、私たちの身体に元々備わっている
動物としての自己防衛機能のひとつです。
試験や仕事のプレゼンなどの重要な出来事を乗り切る時や、
恐ろしい出来事や危機的状況から脱出する時に
普段眠っている力を呼び覚まし、必要な力を与えてくれるものです。
このストレスは恐怖を乗り越え
自分を成長させる良いストレスです。
しかし、明らかに自分の許容範囲を超える
大きな出来事が続くと、人は肉体や精神に
様々な支障をきたすことがあります。
これら状況にさらされた時は、まずは焦らず
自分の行動を冷静に観察することが大事です。
自分がどういうことでストレスを受け、
受けた時の行動パターンをあらかじめ知っておくことが
できれば、適切な対処法も見えてきます。
ここからはストレスを溜めずに完全解消させ、
自分を成長させる方法をご紹介していきます。
過度なストレスを受け続けたときのよくある症状
・血圧上昇
・呼吸促迫(呼吸が早くなる)
・消化器の異常(便秘、下痢、腹痛、胃痛、胸やけ)
・うずきや痛み(頭痛、肩こり)
・痙攣
・不眠、過眠
・抜け毛
・痩せる
・老ける
など
・怒り
・不安
・抑うつ
・もの忘れ
・倦怠感
・イライラ
・集中力の欠如
など
・爪かみ
・多動(落ち着きがなく動き回る)
・過食・拒食
・過眠・不眠
・自己分離
・飲酒
・喫煙
・薬物に手を出す
など
ストレスを効果的に解消する方法
闇雲にストレスを解消しようとしても
原因そのものを解決しなければ、
また同じことを繰り返します。
ここからはストレスを効果的に
減らす方法をご紹介していきます。
ステップ1:症状を把握する
ストレスの症状には把握しやすいものと、
把握しづらいものがあります。
把握しやすいものとして、
脈拍の上昇、手のひらの汗など。
把握しにくいものとして、
先延ばし、別のことをしてしまうなどです。
まず自分が何にストレスを感じ、どういう反応をしたのかを
具体的に把握するためには「ストレス日記」が最適です。
やり方は簡単で、日記に日々ストレスを
感じたことを書き出すだけです。
書き方は、身体的/感情的/反応の
3つに分けて記入していくと分かりやすいです。
ステップ2:症状を原因と結びつける
ストレス日記には、
ストレスを感じた原因も書き出しましょう。
ここで重要なのは偽らず「自分に素直になる」ことです。
誰にも見せないものなので、ぜひ自分に素直になって
書いてみましょう。
もしかしたら、難しいタスクそのものが原因なのではなく、
実は先延ばし癖や、安請け合いしてしまう癖が、自分の
ストレスの本当の原因かもしれない事がここでは分かります。
ステップ3:自分の反応を分析する
日記に記録した「反応」を客観的に見て振り返ってみましょう。
例えば、過食、喫煙、飲酒、怒鳴る、物に当たるなどです。
それを、さらにポジティブな反応、
ネガティブな反応に分類してみましょう。
これは建設的にストレスに対処している良い行動です。
・友達や奥さんなど信頼できる人に話す
・お風呂にゆっくり入ってリラックスする
・瞑想する
など
一時的な解決にしかならないことや、
他人を傷付けてしまうことなので良くない行動です。
・飲み過ぎ、食べ過ぎ
・タバコの吸い過ぎ
・物に当たる
・暴言を吐く、暴力を振るう
など
ステップ4:ポジティブな面を伸ばす
ネガティブな反応を全て把握できたら、
それが愚かな行動であることを自覚し、
今後一切しないことを誓いましょう。
日記自体に、この行動は愚かで意味のない
ネガティブな反応だと赤字で大きく書くのも効果的です。
そして、ステップ3で挙げた
ポジティブな反応だけを維持するようにします。
もしもネガティブな反応をしそうになっても、
良い状況にならないことを思い出して、
その場をグッと耐えましょう。
その行為自体が自分の痛みという認識になれば、
行動をやめることは容易いでしょう。
ストレス解消させ自己成長させるアイデア
上記の4ステップでもストレスを解決することが出来ますが、
さらにポジティブに自己成長させるために効果的な
5つのステップも併せてご紹介します。
原因を絶つ
これはストレスの原因そのものを
絶ってしまう方法です。
例として、
・ストレスの原因となる場所、人から意識的に離れる
・自分の力を出し切れない職場なら異動願いを出す
・やることが多すぎるなら、最も重要なことだけに集中して後は任せる
・転職する
などです。
行動を起こす
ストレスが起こった問題から目をそらすのではなく、
正面から向き合い行動する方法です。
例として、
・困難な状況について誰かに相談する
・不公平、理不尽な状況を直訴する
・時間管理の仕方、割り振りを根本から見直し
タスクの一部を誰かに割り振る
などです。
現実を受け入れる
上記同様、ストレスが起こった問題から目をそらすのではなく、
正面から向き合い、全てを受け入れる方法です。
例として、
・自分でどうしようも出来ないことに怒ったり
不満を感じていないか確認してみる
・もしそれが自分でコントロール出来ないものなら、
素直にそういうものだと受け入れる
・建設的な問題解決、ポジティブな反応に集中する
・過去の自分を責めたり、誰かを責めるのをやめ、
自分も相手も心から許す
などです。
楽しむ
ストレスを感じやすい人は完璧主義者です。
そして、遊ぶこと、楽しむことを「いけないこと」
「悪いこと」と思っています。
別にそんな完璧じゃなくていいんですよ。
時には自分の好きなことをやって
楽しみリラックスすることが大切です。
例として、
・毎日少しずつ自分が楽しいと思うことをする
・仲の良い友達、信頼できる人と5分でも話す
・お酒を楽しむ、マンガを読む、お笑い番組を見る
などです。
ただし、楽しいあまりにハマり過ぎないよう
期限をしっかりと決めることが重要です。
健康的な生活を送る
健康的な生活を習慣化することです。
例として、
・早寝、早起きの習慣(質の高い睡眠を心掛ける)
・健康的なバランスの良い食事の習慣
・リラックスできる適度な運動の習慣
運動は、
・ヨガ
・緑溢れる場所で散歩
・軽いランニング
・心地よくて習慣化出来るもの
などがいいでしょう。
・日々のあらゆることへの感謝の習慣
これは感謝ノートを付けることをオススメします。
睡眠、栄養、運動、精神のバランスを取ることが重要です。
頭の中でただ考えたり悩んだりするのでは
絶対に解決しないので頭の中で考えていることを
ノートに書き出すという作業は事態を明確化させる
ために本当に重要な作業です。
見えない敵に怯え、自分の想像以上に
恐怖に感じてしまうこと、それがまた
自らストレスを大きくさせてしまうからです
自分がどのようなときにストレスを感じ、
それを十分に自分で理解し、効果的に解決ができたら
毎日豊かで幸せな素晴らしい人生になるはずです。
あなたの幸せライフを心より応援しております。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
まとめ
- 私たちの身体に元々備わっている自己防衛機能のひとつだが、それらには良いストレスと悪いストレスがある
- 適度なプレッシャーは人を成長させる良いストレス、自分の許容範囲を超えたストレスは様々な症状が出るのでこのサインが出たら注意して適切な対応をしたほうが良い
- 自分の許容範囲を超えたストレスは、様々な身体的、精神的な症状が出たり、さらには悪習慣を生み、自らを守ろうとする
- ストレスを軽減させる方法として4つのステップがある
- 症状を把握 → 原因を把握 → 自己を客観的に見る → 自分のポジティブ面を伸ばすの順だ
- ストレスを解消させる上に、自分を成長させるために効果的な5つの解決策がある
- 1つ目は、ストレスの原因そのものを絶ち、その場から積極的に離れたり辞めたりすることで無理することをやめてしまうこと
- 2つ目は、問題から逃げずに立ち向かうことで苦手なことを任せたり、互いの合意点を探すこと
- 3つ目は、問題そのものを受け入れ、過去の失敗した自分と責めた相手の双方を心の底から許すこと
- 4つ目は、自分の好きなことをやって楽しみリラックスすること。ただしハマり過ぎに注意
- 5つ目は、健康的な生活を習慣化すること。睡眠、栄養、運動、精神のバランスを取りながら生活すると相乗効果が生まれストレスを感じなくなるだろう
↓ 今回の記事のマインドマップはこちら
【もうストレスを溜めない】ストレスを溜めずに完全解消させ、自分を成長させる方法MindMap
ブログランキングに参加しています
ブログランキング ブログ村